定吉さんを探す旅①
拝啓
定吉さんお元気ですか。
江戸時代の夏の大阪も暑い日が続いているのでしょうか。
お身体ご自愛下さいね。
敬具
さて、6月に松竹座で上演された舞台『銀二貫』が千秋楽を迎えてから早2ヶ月。
いまだに、あの凛々しい定吉さん(手代)の姿が忘れられない日々を過ごしている朝田担です。
定吉さんはリア恋。
銀二貫を観たその日から、口癖は「定吉さんのいる江戸時代に行きたい。」でも残念ながらタイムスリップはできないので行けないのです。つらい。
でも諦めません。
少しでも銀二貫の世界が感じられるような方法はないかと調べたところ、大阪には素敵な施設がありました!
念願叶って今日その施設に行きつつ、銀二貫の世界を求めてふらふらしたのでその記録を残しておきたいと思います。
それでは!定吉さんを探す旅スタートです☆
れっつらごー!(@とれ関1週目の淳弥くん)
まず最初に向かうのは天神橋筋六丁目駅。
3号出口から出てすぐの建物の8〜10階にある「大阪くらしの今昔館」(http://konjyakukan.com/index.html)へ。
この施設、現代にいながら江戸時代の大阪を体験できる素晴らしい場所なんです…!
見てください…!
なんと!天保元年(1830年代前半)の町並みが実物大で展示してあります。
町の中に入れちゃいます。タイムスリップできます!!定吉さんに会える!(会えない)
銀二貫の主人公松吉が原作によると1768年(明和5年)の生まれなので、1830年だと松吉62歳。
なのできっと定吉さんももしかしたらどこかのお店の旦那さんになっているかもしれません。
白髪の定吉さん…、間違いなく素敵ですね。
魅力がとどまるところを知らない。
8階の入口で受付をして、10階までエスカレーターで登ります。
さっきの写真は10階からの様子。
上から町を見た後は1つ下の階へ向かいます。
9階が江戸時代の展示になっていて、町並みを見たり、建物の中に入ったりできます。
入ってすぐのところにある真帆ちゃんとお広さんのお団子屋さんのようなお店。
お団子買いに行きたかった。
そして商家の中に入ると、
お花さんがいるかのような台所もあります。
奥には「昔は丁稚が汲みに行かされていた」水瓶。丁稚の3人とてつもなくかわいかったですよね…。
台所を出ると「金気くそうて飲めたもんやない」水の入った井戸もありました。
ここは井川屋では…?!???(残念ながら寒天問屋はありませんでした。)
商家の中を進んで裏の路地に行くと長屋があって、そちら側からは商家の物干し場が見えます。
定吉さんと亀吉ちゃんは火事じゃないのでいませんでした。残念。
そしてこの展示、さらにすごいとこに照明で1日を表してくれるんです!
夕方〜
夜
今は「夏祭りの飾り」の展示なので花火が映像で打ち上げられてました。
定吉さんと花火見たいですね。
オプション(別料金)で江戸時代のフロアに限り、浴衣(冬は着物)を着付けてもらって散策もできるようでした。
外国の観光客の方々がみんな浴衣着てて楽しそうだったので誰か今度一緒に行って着ませんか!?(でも着付けは先着300人ですぐ定員いっぱいになるらしい。)
江戸時代を満喫した後は8階へ。
8階は明治〜昭和の大阪のジオラマが展示してありました。
そして足元には当時の大阪の地図。
オタクの大好きな松竹座もありました。
つい探しちゃうやつ。
時間がなくて8階は足早に見てしまったので、また機会があったらゆっくり見てみたいです!
以上が楽しすぎた大阪くらしの今昔館レポでした。
江戸時代に行きたい人は行って損はないと思います!入館料600円!!
銀二貫ごっこしよ!?
まさかの②へ続きます。